目次
Conoha WINGの特徴
ConohaWINGはGMOインターネット株式会社が提供するレンタルサーバーのサービスです。「Conoha by GMO」というサービスの中の1つとして位置づけられています。
Conoha WINGの特徴は、大きく分けて次の3つです。
- サーバー料金が安い
- 表示速度が早い
- WordPressに特化した機能がある
これらの特徴について、次からのメリット・デメリットの解説を見て理解を深めていきましょう。
Conoha WINGのメリット
Conoha WINGを使うメリットとしては、次の3つが挙げられます。
- サイトの表示速度が速い
- ブログを開設しやすい
- 管理画面が見やすい
以下、それぞれを解説してきます。
サイトの表示速度が速い
ConohaWingのメリットとして1番にあげられるのが、「サイトの表示速度が速い」ということです。
GMOインターネット株式会社が調査した結果、2位のレンタルサーバーの2倍速い表示速度であることが分かったとConoha WING公式サイトに記載されています。
ネット上でも以下のような口コミがありました。
公式HPで大きく打ち出しているように、表示速度はユーザーの中でもかなり速いと評判のです。
通常、表示速度を速くするためにはさまざまな設定をしなければなりません。しかしConoHa WINGはめんどうな設定をする必要がないため、初心者にとって使いやすいのです。
ブログを開設しやすい
Conoha WINGはブログを新しく始めたい方によくおすすめされています。主な理由は以下の通りです。
- WordPressの初期設定がかんたん
- 独自のWordPressプラグインがある
1つずつ見ていきましょう。
WordPressの初期設定がかんたん
Conoha WINGには「WordPressかんたんセットアップ」機能があります。以下のようなWordPressの設定を一括で行えるのがメリットです。
- WordPressのインストール
- 独自ドメイン
- WordPressテーマ
- SSL化
通常、WordPressをレンタルサーバー上で動かそうとなると、上記の設定を一から行わなければなりません。
しかし、Conoha WINGではWordPressを始めるために必要な設定を管理画面から一括で行えます。
独自のWordPressプラグインがある
Conoha WING独自のプラグインとして、「コントロールパネルプラグイン」と「自動キャッシュクリアプラグイン」があります。
プラグイン | 特徴 |
---|---|
コントロールパネルプラグイン | WordPressの管理画面上でConoha WINGのサーバー設定が可能 |
自動キャッシュクリアプラグイン | WordPressで記事を投稿する際に、自動でキャッシュをクリア |
キャッシュとは、使われなくなった古いデータを指します。サイトの表示速度を速めるためには、キャッシュのクリアが必要です。
管理画面が見やすい
3つ目のメリットとして、管理画面が見やすいことがあります。
サーバーの知識がない人は、管理画面で設定を行うのも一苦労です。分かりやすく見やすい管理画面であることが望ましいでしょう。
Conoha WINGの管理画面は、専門的な用語や知識がなくても操作できるようシンプルな作りとなっています。
次に他社のレンタルサーバーであるmixhostの管理画面を見てみましょう。
Conoha WINGとは違い、TOP画面にメニュー項目が多くあります。ログインした後に何をしてよいのか分からず、やる気をなくしてしまう方もいるでしょう。
ブログ初心者や面倒な設定が嫌いな方は、管理画面の操作がしやすいConoha WINGを選ぶのが賢い選択といえます。
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Conoha WINGのデメリット
一方で、Conoha WINGには以下のデメリットもあります。
- 無料お試し期間がない
- WordPressかんたん移行が難しい
- 料金プランが多すぎる
無料お試し期間がない
Conoha WINGには無料お試し期間がありません。
ブログ初心者にとってはレンタルサーバー選びは難しいものです。各社さまざまな機能を提供しているため、自分に合ったレンタルサーバーを慎重に検討します。
お試し期間で使ってみて、自分に合わなかった場合でも解約すればよいと考えるユーザーが多いです。Conoha WINGは機能面で初心者におすすめですが、お試し期間がないのは初心者にとって残念なところと言えます。
Conoha WINGを検討する際は、自分で口コミや情報を集めて契約するかを判断しましょう。
WordPressかんたん移行が難しい
Conoha WINGの機能である「WordPressかんたん移行」が難しいです。すでにWebサイトを公開しているユーザーがConoha WINGの機能を使ってサーバーの移行作業をするのが難しい、という意味になります。
以下の画像は、Conoha WING公式HPのかんたん移行機能を使う際の注意点について書かれたものです。
注意書きの内容を理解できる人は、移行作業も問題なく行えます。しかし、ブログラミングなど専門的な知識がない人にとっては、理解するのに時間がかかるでしょう。
例えば次の設定が必要です。
- ドメイン情報の変更
- WordPressのバージョン確認
- PHPのバージョンの確認
かんたん移行機能を使う場合は、Conoha WINGのサポートを使うか、WordPressに詳しい人と一緒に作業することをおすすめします。
料金プランが多すぎる
Conoha WINGには料金プランが多くあります。具体的には以下の4つです。
- ベーシック
- スタンダード
- プレミアム
- リザーブド
上記に加え、使用時間に応じて料金が変動する「通常」と月額費用制の「WINGパック」に分かれています。
「料金タイプ」→「料金プラン」→「契約期間」の順にプランを決定することになります。
例えばWINGパックで3ヶ月契約の場合、料金体系は下の通りです。
プラン名 | 月額費用 | SSD | ドメイン | メモリ |
---|---|---|---|---|
ベーシック | 1,210円/月 | 300GB | 無制限 | 8GB |
スタンダード | 2,530円/月 | 400GB | 無制限 | 12GB |
プレミアム | 5,060円/月 | 500GB | 無制限 | 16GB |
リザーブド(1GB) | 1,540円/月 | 300GB | 有料 | 1GB |
※月額費用は税込
上記のようなプランが各契約期間で用意されています。安定稼働が特徴のリザーブドプランは、メモリを1GB・2GB・4GBの中から選択しなければなりません。
全体の料金プランが複数ある点は初心者にとって難しい選択です。
Conoha WINGがおすすめな人の特徴
メリット・デメリットを理解した上で、Conoha WINGがおすすめな人はどんな人でしょうか?
Conoha WINGは以下の特徴に当てはまる人におすすめできます。
- 時間単位で利用したい
- 表示速度の速さにこだわりたい
- 他のレンタルサーバーから移行したい
1つずつ解説していきます。
時間単位で利用したい
デメリットで触れましたが、Conoha WINGには時間単位で料金が発生するプランがあります。レンタルサーバーは月額の料金プランが一般的であるため、Conoha WING特有のプランです。
表示速度の速さにこだわりたい
Webサイトの表示速度の速さにこだわりたい方にもおすすめできます。
他社のレンタルサーバーは、最初は早かったのに使っているうちに遅くなった、という話を耳にします。しかし、Conoha WINGは安定して速度が速いと評判です。
とにかく速いレンタルサーバーを使いたい方はConoha WINGを選びましょう。
他のレンタルサーバーから移行したい
「WordPressかんたん移行」という機能で移行作業が行えます。
デメリットでは難しいと説明しましたが、移行機能がないレンタルサーバーの場合はもっと複雑な設定が必要です。
Conoha WINGの場合は、事前に注意事項をよく理解すれば、移行作業自体はその名の通りかんたんに終わります。
他のレンタルサーバーから移行を考えている方は、こちらの機能で移行をすばやくできるのでおすすめです。
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Conoha WINGでWordPressを始める手順
ここからは、Conoha WINGでWordPressを始める手順は以下の通りです。
- Conoha WINGを申し込む
- プランを選択する
- WordPressかんたんセットアップを行う
- お客様情報を入力する
- SMS認証で本人確認を行う
- 支払い方法を入力する
- 独自SSLを設定する
- WordPressにログインする
①Conoha WINGを申し込む
Conoha WING公式ページから「お申し込み」あるいは「今すぐお申し込み」のボタンをクリックします。
Conoha by GMOのアカウントを持っている場合はメールアドレスとパスワードを入力してください。持っていない場合はメールアドレスとパスワードを新しく入力して設定します。
②プランを選択する
メールアドレスとパスワードを入力後、プランを選択できる画面に移動します。「通常料金」か「WINGパック」のどちらかの料金タイプを選択してください。
(当記事では「WINGパック」のWordPressかんたんセットアップを活用して申し込む方法を紹介しています。)
次に希望の契約期間を選択したら、以下4つからプランを選択ましょう。
- ベーシック
- スタンダード
- プレミアム
- リザーブド
初期ドメインとサーバー名を設定したあと「WordPress」をクリックし、アコーディオンを開きます。
③WordPressかんたんセットアップを行う
アコーディオンを開いた後、入力フォームに各項目を入力してください。WordPressかんたんセットアップを「利用する」を忘れずに選択しましょう。
入力する項目は以下の通りです。
- 作成サイト名
- 作成サイト用新規ドメイン(無料独自ドメイン)
- WordPressユーザー名
- WordPressパスワード
- WordPressテーマ
無料の独自ドメインを使いたい方はここで設定します。
すべて入力後、料金を確認し「次へ」をクリックしてください。
④お客様情報を入力する
個人情報を入力する画面に移動するので、必要な情報を入力してください。すべて入力し終えたら、「次へ」を押しましょう。
⑤SMS認証で本人確認を行う
電話認証かSMS認証どちらかで本人確認を行います。手軽にできるSMS認証がおすすめです。
⑥支払い方法を入力する
支払い方法を選択します。
選択後「お申込み」ボタンをクリックすると申込みが完了します。WordPressのデータベース情報が表示されるので、忘れずにメモしておきましょう。
⑦独自SSLを設定する
最初に設定したアカウント情報で、Conoha by GMOのコントロールパネルにログインします。次の手順で独自SSLを設定してください。
- ページ上部の「WING」をクリック
- 左メニューの「サイト管理」をクリック
- 「サイトセキュリティ」をクリック
- 上のタブから「SSL」をクリック
- 「無料独自SSL」を開いて「利用設定」を「利用する」に設定
以上で独自SSLの設定は完了です。
⑧WordPressにログインする
最後にWordPressにログインして正しく表示されるかを確認しましょう。手順③で設定した独自ドメインを使って、ブラウザのURL欄に「https://独自ドメイン名」を入力しエンターを押してください。
うまく設定できていれば、初期設定状態のWordPressのWebサイトが見れるはずです。
うまくアクセスできない方は、Conoha by GMOの管理画面からアクセスする方法もあるので試してみてください。
管理画面からアクセスする方法はこちら
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Conoha WINGに関してよくある質問
Conoha WINGに関してよくある質問にQ&A形式でお答えします。何か困ったことがあった際は参考にしてみてください。
Conoha WINGで独自ドメインは取得できる?
Conoha WINGで独自ドメインは取得できます。「.com」や「.net」など42種類のドメインから取得可能です。
サーバーとドメインの管理をConoha WINGの管理画面から行えます。まだドメインを持っていない方はこちらで取得しましょう。
ConoHa VPSの料金は安い?
Conoha by GMOのVPSサービスであるConoha VPSでは、レンタルサーバーと同じようにWebサイトを開設できます。
Conoha VPSの3ヶ月契約の料金プランは以下の通りです。
プラン名 | 月額費用 | CPU | SSD |
---|---|---|---|
2GBプラン | 1,815円 | 3コア | 100GB |
4GBプラン | 3,520円 | 4コア | 100GB |
8GBプラン | 7,260円 | 6コア | 100GB |
※月額費用は税込
Conoha VPSはConoha WINGと比較すると、料金が高くなります。
WINGパックの契約更新はいつ?
WINGパックの契約更新は、いつでも可能です。Conoha WINGの管理画面から「自動更新」をONにするか、手動で更新できます。
契約更新に伴う支払いの発生やタイミングに関してはConoha WINGのサポートをご覧ください。
Conoha WINGでブログを運営しよう
Conoha WINGは、WordPress初心者にとって役立つ機能が数多くあります。
複雑でめんどうな設定が不要なので、初心者でも扱いやすいレンタルサーバーです。
無料お試し期間がないという残念な点がありますが、しっかり情報を集めておけば後悔することはないでしょう。
初心者の方は是非Conoha WINGでWordPressを始めてみてください。