こういった疑問に答えます。
- 高性能翻訳サービスDeepLの紹介
- DeepLは仕事にも使える?
- 英語の学習は必要なくなる?
便利なWebサービスやアプリをこよなく愛するWebライターです。ちなみにTOEICは800以上あるので、英語はちょっとだけ得意だったりします。東京大学の文系院生くらいのレベルですね。
今回は無料で使える高性能な翻訳サービス『DeepL』を紹介します。
1発でサクッと、レベルの高い翻訳をしてくれるのでとても便利ですね。
また無料で基本OKですが、有料版とも比較していきます。
これまで、英語の文章が読めずに困っていた人にはかなり助かるでしょう。
とはいえ、英語学習は依然として必要なので、そこも解説していきます。
それでは、早速見ていきましょう。
目次
高性能翻訳サービスDeepLとは?
DeepLは24ヶ国語を翻訳してくれるWebサービスです。
(英語、スペイン語、中国語、日本語など主要言語は網羅)
»DeepL公式サイトを見る
機能としては、翻訳と音声読み上げのみのシンプルな機能ですが十分使えます。
ただし、無料版では文字数など制限があるので、そこは2回に分けるなどしましょう。
ちなみにプロの翻訳家も、補助的な役割として使っているらしいですよ。
(長文を一から翻訳して、書いていくの効率悪いですもんね)
では、細かい機能面も解説していきましょう。
DeepLの使い方
使い方は非常にシンプルです。
翻訳したい文章を左の入力欄にペーストすれば、自動で翻訳してくれます。
ちなみに上部の『ファイルの翻訳』を選択すれば、PDF,Word,PowerPointの資料も翻訳してくれます。
ですが、こちらは動きがもっさりしているので、普通にテキストのコピペで翻訳するのがオススメですね。
他にも、特定の語句の訳し方を指定できる『用語集』の機能がありますが、そこまで必要ない感じですね。
DeepL無料版と有料版の違いは?
無料版と有料版との違いは大きく3点です。
DeepL有料版にすれば、
- 翻訳する文字数制限が無くなる
- セキリュティが強化される
- 語調が切り替えれる
他にもありますが、料金なども詳しくは下記HPで確認が手っ取り早いですね。
»DeepL有料版の機能詳細を見る
無料版では、言語に関わらず5,000文字が文字数制限です。
有料版にすれば、どのプランでも文字数制限がなくなります。
しかし、無料で5,000文字を超えるなら複数回に分ければOK。
1日の回数制限などはありません。
無料版では、まずセキュリティレベルは低いと考えましょう。
有料版との比較はこちら。
有料版になれば
- エンドツーエンド暗号化によってユーザー情報を保護
- 翻訳語テキストの即時消去によって、第三者からのアクセスを無効化
- SSOの認証情報でログインし、アカウントのアクセス管理を強化
これらは、ビジネスで使う分には必要な機能ですよね。
とはいえ、無料版はそもそもアカウントを作成する必要もないため個人情報管理のセキュリティは必要なし。
アカウントアクセスはそもそもしないため、問題ないですね。
ただし、社外秘の情報は無料版でやるのはやめた方が良いですね。
英語ではあまり関係ないですが、有料版では人称代名詞を使い分けることで、語調を丁寧にもカジュアルにも出来ます。
イタリア語、オランダ語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、ポーランド語、ポルトガル語、ロシア語に対応。
日本語と英語だけ使えれば、大体の人は問題ないので、特に重要ではないかもですね。
Chrome拡張機能もあります
DeepLはChrome拡張機能も公式から公開されました。
»DeepLのChrome拡張機能を追加する
Gmail、Twitter、SlackなどさまざまなWebアプリで読み書きが出来ます。
右側のボタンをクリック
数秒で翻訳されました
2022年1月28日現在、無料で使えますがベータ版なので機能調整は入ってくると思われます。
DeepL翻訳は仕事で使っても大丈夫?
結論:無料版での使用はNGです。
厳密には、自己責任で使っても良いのですが、無料版ではセキリュティの面で問題ありですね。
『セキリュティが強化される』でも解説しましたが、有料版にならないと送信した文章が第三者に見られる可能性があります。
理由は、翻訳精度向上のために一定期間送信した文章がDeepLのクラウド上に保存されるからです。
もちろん運営しか内容は確認出来ませんが、社外秘情報なら翻訳した時点でDeepLの運営に漏れているのでアウトですよね。
もし仕事でも使いたいなら、ちゃんと有料版を使う必要があります。
DeepLなどの翻訳機があれば英語学習の価値はない?
これは何年も議論されていることですが、「翻訳機が進化すればそもそも英語を学ばないでもいいのでは?」と考える人がいます。
結論:英語学習の価値は20~30年は落ちません。
理由は下記が挙げられます。
翻訳機の欠点
- ダブルミーニングの文章を判断できない
- 固有名詞に対応するのが難しい
- 文化的な背景を持つ言葉は、追加の説明が必要
- そもそも翻訳する前の言葉が間違えている場合がある
例えば「I saw Mike yesterday.」なら「私は昨日マイクに会った」と「私は昨日マイクを見かけた」と2つの訳が出来てしまう。
音声系の翻訳機なら、会話の途中で「本能寺(honno-ji)」など固有名詞がくれば、処理に詰まります。
コロナの「3密」とかも日本でしか通じませんよね。
翻訳前の言葉が間違っていれば、翻訳後の文章が間違っているのかさえ翻訳機頼みでは判断出来ません。
これらから言えることは、翻訳機は英語学習から逃がしてくれる魔法のアイテムではないということです。
あくまで英語が使える人の長文翻訳を補助してくれる程度ですね。
ノータイムで相手と正確に会話するくらいのレベルだと、20~30年あるいはもっと開発に時間がかかるはずです。
翻訳機が人間と同レベルになるのを待つより、普通に勉強した方が早いですね。
海外移住レベルでは翻訳機頼みは厳しい
海外移住となると、流石に翻訳機頼みでは厳しいです。
理由は先ほども挙げましたが、翻訳機は完璧ではなく利用者が合っているのか判断出来ないと使えないから。
旅行レベルの軽い会話なら翻訳機でなんとかなりますが、生活となると別です。
相手に意図しない言葉を伝えてしまって、トラブルになる可能性も十分にあります。
正直日常会話なら、半年~1年程度勉強すればなんとかなるので英語は勉強しておいた方が絶対いいですよ。
『日本脱却』なんて言葉もコロナ前は流行っていたので、コロナ収束したらどんどん海外に出る人は増えます。
英語学習のメリットは下記にまとめてあるので、気になる方は読んでみましょう。
»参考:【チート】HSS型HSPが英語を学ぶメリット【リアルに人生変わる】
【チート】HSS型HSPが英語を学ぶメリット【リアルに人生変わる】
ちなみに、HSS型HSPというのは心の気質のことです。知らない方は特に気にしないでOK。
一般的な人にも当てはまることが書いてあるので、参考になるはずです。
英語を使って世界を知ろう!
今回紹介したDeepLやFeedUpを使えば、かなり便利に世界中の情報にアクセス出来ます。
まずは英語の情報を取り込める便利さを知りましょう。
そして、英語もちゃんと勉強して自分から発信できるようになったり、海外で生活出来るようになるとより人生は豊かになりますよ。