APDの私が英語のリスニングをできるようになった理由

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APDの私が【英語のリスニング】を出来るようになった理由

APD(聴覚情報処理障害)の私がどのように英語のリスニングを出来るようになったのかを解説していきます。

もし今APDによって英語のリスニングが難しい、諦めたいと思っている方は最後までお読みください。

私自身がAPDでありながらも、リスニングが出来るようになった経験が役立つと嬉しいです。

 

APDは英語のリスニングが出来ない訳ではない

英語のリスニング

大前提として、APDの方で日本語ですら聞き取れない場面では流石に英語のリスニングは難しいです。

ですが、工夫や訓練をすることによって改善することは出来ます。

レベル的にはTOEICで800点取れるぐらい日常会話程度であれば可能です。

 

ではまずAPDによって英語のリスニングが困難になる原因私自身の経験をご紹介いたします。

 

なぜAPDだと英語のリスニングが苦手なのか?

そもそもなぜAPDだと英語のリスニングが苦手になるのか?健常者と比較して学習速度が落ちてしまうのかを解説します。

APDだから英語のリスニングが出来ない。と諦めるのはまだ早いです。

それでは静かな場所とうるさい場所の2パターンの理由を見てみましょう。

 

静かな場所で英語のリスニングが出来ない理由

テスト会場

まず学校のテストのような場面では、周囲は静かですよね。

そんな時に聞き取れない原因は下記の3点です。

ポイント

  1. 日本語に置き換えて理解している内に、聞き逃してついていけなくなる
  2. 音声は聞き取れても、日本語に置き換えないままイメージ化することができない
  3. 聞き進めると最初の方に聞いたことを忘れる

 

でもこれ実は、①②に関してはAPDじゃない人も同じなんです。

そして③に関してテストの時だとテクニックで改善出来ます

それらの改善方法はこちら(下の方へ飛びます)

 

うるさい場所で英語のリスニングが出来ない理由

居酒屋

これは複数人が同時に会話しているような場面、例えば居酒屋とかですね。

そんな時に聞き取れない原因は下記の3点です。

ポイント

  1. 背景の音に対してすぐに気が散る
  2. 聞き取りたい声に別の音が重なって、重要なキーワードを聞き逃す
  3. 相手の口の動きが見えない、または口の動きが小さく聞き逃したワードの推測が困難

 

正直言うとこれらは母国語である日本語ですら困難です。

そのためこういった場所では、

  • ノイズキャンセリング機能のついた補聴器をつける
  • なるべく静かな場所(個室など)で雑音を抑える
  • 話し相手の方に、大きな声で、できるだけゆっくりと話してもらう

といったようなAPDの方にとって基本的な対処法しかないです。

 

ですが、英語というのはその言語の性質上聞き返すことはザラです。

国によって訛りがあったりしますし、英語のレベルが高い方が相手のレベルに合わせて話します。

落ち着いて聞き返してOKです。

ですが「は?」のような聞き返し方をして失礼のないように。

 

APDが抱える【英語リスニングが出来ない問題】を解決する方法

解決策

それではAPDが抱える【英語リスニングが出来ない問題】を解決する方法を解説していきます。

先述したとおり、うるさい環境での聞き取りなどでは難しいです。

ですが、静かな環境で聞き取れる基礎的な英語リスニング能力は確実に向上するので実践してみましょう!

ポイント

  • まず日本語に訳すことを辞める
  • 録音や問題の先読みを行う
  • 発音の勉強をする(超重要)

 

まず日本語に訳すことを辞める

APDの方だけでなく健常な方もリスニングが出来ない理由である

日本語に置き換えて理解している内に、聞き逃してついていけなくなる

音声は聞き取れても、日本語に置き換えないままイメージ化することができない」を解決していきます。

 

これらはそもそも英語を聞き取る前提が間違っている人が多いです。

 

正しい認識

○英語を聞いたら、そのイメージに変換して理解する

間違った認識

×英語を聞いたら頭の中で日本語に置き換えてから、イメージ理解する

英語_イメージ仕方

間違った認識でリスニングをしていると、情報処理にステップが一つ増えてしまいます

そのためリスニングのスピードについていけず、理解が出来なくなってしまうのです。

 

英語_紐付け方法

そのため英語を聞いたらそのまま実物のイメージを呼び起こす訓練をしましょう!

皆さん「りんご」と聞いたらいちいち日本語で「りんご」ってワードを頭に浮かべてから「りんごの実物」を連想しませんよね?

「apple」と聞いたら「りんごの実物」を。「like」と聞いたら「好きという状態」を直に連想します。

すると日本語へ置き換えることなく、英語のまま理解出来るようになります。

 

練習方法としては日常に英語だけで考える時間を設けてみることです。

最初は「I'm hungry.」「I like it!」など本当に簡単な文章だけでもいいです。

すると、だんだんと英語を日本語に置き換えてから理解する癖が抜けていくため、この練習は最適なんです。

1日10分でも大丈夫です。最初は慣れなくても徐々に出来るようになってきます!

 

録音や問題の先読みを行う

では次に「聞き始めると最初に聞いたことを忘れる」を解決していきます

普段の会話なら、そもそもですが短い文章のやりとりが多いので問題ないことが多いですよね。

問題は一方的に相手の話を聞き続ける場面です。

 

日常ですと多くはないですが、スピーチや議事録など

APDの方だと聞きながらメモを取るのが難しい場合が多いです。そのため録音して後から聞いて理解しましょう

完全にカバーし切れるわけではないですが、工夫が大事です。

 

次に英語のテストなどではどうするかです。

もちろんテストでは録音して聞き直すことは出来ません。

結論:リスニングはまず全部を理解しようとすることはやめましょう

 

先に設問を読んで、何を聞きたいのか理解することをオススメします。

その場合、全部理解出来なくても、答えらしきところが聞こえたらそこだけ覚えておけばOKです。

また設問+選択まで全部読んでいたら、その間に問題の音声が流れてきてしまうので、選択肢は読まないでください。

No. 71 What does the speaker say about the repair?
(A) It is not required.
(B) It has been finished early.
(C) It will be inexpensive.
(D) It is covered by a warranty.

No. 72 When can the listener pick up his car?
(A) Today
(B) Tomorrow
(C) Next week
(D) In two weeks

No. 73 What does the speaker offer to do?
(A) Look for a used part
(B) Refund the cost of a charge
(C) Send an invoice
(D) Arrange a ride

こんな感じで何を聞きたいのかだけ知って、覚える情報は出来るだけ少なくしましょう。

選択肢は設問を解く時になってから高速で読むでOK。

 

もし今の問題で悩んで次の問題の先読みが出来そうになかったら、今の問題を捨ててでも次の設問の先読み時間を確保しましょう。

焦って次の問題に移ると余計に聞いても分からなくなります。

目先の小さい得点に執着せず、その後の大きな得点を大切にしましょう

 

発音の勉強をする(超重要)

発音練習

最後に英語のリスニングは発音の勉強をすることがめちゃくちゃ重要なので、これは絶対してください。

まず英語は音そのものが、単語と文章では違ってきます。

例えば音の欠落(同じ音あるいは類似した音が続く場合に、一方の音が消える)や音の連結(ある単語の最後の音と次の単語の始まりの音とがつながる)ですね。

音の欠落:例)red dress [rèdréss], hot tea [hὰtíː]

音の連結:例)open it [óupnit], there is [ðὲəríz]

 

これらは結構有名だと思うんですが、ではどうやって聞き取れるようになるかですよね?

ポイントは二つあります。

ポイント

  • 発音の仕組みをまず頭で理解する
  • 実際に発音できるようにする

 

実は英語が聞き取れない理由は、発音出来ないからがほとんどなんです。

聞き取れた英語しか発音出来ないと思い込んでいる方は多いと思います。

でも実際はその逆。発音できるから聞き取れるんです。

参考にICHIRO ENGLISHの「一撃で英語が聞こえるようになる!魔法のワーク」というこの動画。

これは【発音とリスニングの関係】をわかりやすく解説しているので、是非一度視聴してみてください!

 

発音の仕組みを理解するには?

では発音の仕組みを理解するにはどうしたらいいでしょうか?

これはプロが作った発音を勉強するのに特化した教材を使うのが一番です。

実際に私がフィリピン留学した時に使っていた教材を紹介します。

 

改訂3版 英語耳 発音ができるとリスニングができる

 

こちらは発音記号ごとにどうやって発音しているのか、具体的な口の動きも指導してくれます

また音が文章でどういった場合に繋がったり、欠落したりするのかなど、基礎的なことも網羅しています。

リスニングの第一歩はこの本なのでまずこの本で勉強しましょう。

 

フォニックス〈発音〉トレーニングBOOK

 

こちらは単語の文字の並びから、どう発音するのかルールを解説してくれる教材です。

そのため、毎度辞書を引いて発音記号を見なくても文字の並びを見ただけでどんな風に発音するのかが分かるようになります

これはリスニングの学習速度を急激に早めてくれるのでかなりオススメです!

もちろん先ほど紹介した英語耳の基礎あってのものなので、併用しましょう。

 

<フォニックス>できれいな英語の発音がおもしろいほど身につく本

 

こちらが先ほどの2冊の仕上げとして良い教材です。

単語の発音よりも、文章になった時にどう音が変わるのかを重点的に解説してくれています。

よく使う実用フレーズを絞ってくれているので、実用性が高いんですよね。

正直これだけで勉強できる本ではないので、先ほどの2冊と併用すると効果を実感できます!

 

TOEICの時はどうする?(ちょっとしたコツ)

TOEIC

これは体験談になりますが、私がTOEICを実際に受けた日のことを軽く触れておきます。

最終的に300点代→800点以上まで点数が上がったのですが、ちょっとしたコツがこちら。

ポイント

  • 試験会場に向かうまではずっとイヤホンで聴き慣れた洋楽のみリピート

 

まず、試験会場に向かうまでに無駄に脳を疲れさせたくないので、洋楽をずっと聞いてます。

ポイントは歌詞が全部頭の中に入っている曲を選択すること。

英語に耳を鳴らした状態にし、かつ余計に頭を使わなくていいから、ベストな状態で試験に挑めます。

なるべく外の音をシャットダウンするために、ノイズキャンセリング機能は必須

 

Jabra Elite 85t

このイヤホンノイズキャンセリング機能がめちゃくちゃ強いので、これつけて外を歩く時は車など注意してください

本当に周囲の音が聞こえなくなります、、、

やばそうだったら、アプリで調節も可能なので場所に応じてノイズキャンセリングをしましょう。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

APDの私でも色々な工夫や訓練でなんとか英語のリスニングが出来るようになりました!

それでは今回の記事をまとめるとこんな感じになります。

 

静かな場所の場合

リスニングが出来ない原因と解決策

原因

  1. 日本語に置き換えて理解している内に、聞き逃してついていけなくなる
  2. 音声は聞き取れても、日本語に置き換えないままイメージ化することができない
  3. 聞き進めると最初の方に聞いたことを忘れる

解決方法

  • まず日本語に訳すことを辞める
  • 録音や問題の先読みをする
  • 発音の勉強をする(超重要)

 

うるさい場所の場合

リスニングが出来ない原因と解決策

原因

  1. 背景の音に対してすぐに気が散る
  2. 聞き取りたい声に別の音が重なって、重要なキーワードを聞き逃す
  3. 相手の口の動きが見えない、または口の動きが小さいので推測が困難

解決方法

  • ノイズキャンセリング機能のついた補聴器をつける
  • なるべく静かな場所(個室など)で雑音を抑える
  • 話し相手の方に、大きな声で、できるだけゆっくりと話してもらう

 

実際にAPDの私も英語に対して、めちゃくちゃ苦手意識がありましたが、なんとかなりました。

能力だけじゃカバーしきれないところは、環境を整えるなどして、これからも改善していきます。

 

もしAPDの方でなくても、英語のリスニングで悩んでいる方はこの記事を読んで少しでも解決してもらえれば嬉しいです!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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