こういった疑問に答えます。
- HSS型HSPは自己肯定感が低くなりがち?
- 自己肯定感を高める必要はない理由
- 自己肯定感の正しい使い方は?
この記事を書いている私は、HSS型HSP気質です。これまでHSS型HSPに関する記事を120本以上執筆し、人生を好転させるコツを伝えてきました。
結論として、HSS型HSPは自己肯定感が下がりがちです。ですが適度に低いのは問題なし。
むしろ成長のために必須と言えるでしょう。
本記事では、HSS型HSPの自己肯定感が低くなる理由を解説します。
また後半では、自己肯定感は無理に高める必要のないという理由も解説しています。
「自分はなんてダメなんだ」と思ったことがあるHSS型HSPさんへ。
読むことでホッとする内容になっているので、是非最後まで読みすすめてください。
それでは、早速みていきましょう。
HSS型HSPの特徴
- スリルや真新しい経験を求める
- 抑制・退屈を嫌う
- 心は繊細なので、傷つきやすい
- 感受性が豊か
- 音や光など外部刺激に敏感
目次
HSS型HSPは自己肯定感が低くなりがち?
HSS型HSPは自己肯定感が低くなる傾向にあります
その理由は2パターンあります。
HSSな状態の時とHSPな状態の時で分けてみてみましょう。
HSSな状態が原因で自己肯定感が下がる場合
HSSな状態の時は、自己肯定感の概念は特に関係ないです。
なんせ興味のあるものごとに取り組む時は、自分が出来るかどうかは関係なく、「やってみたい!」という気持ちが勝ちますよね。
しかし、行動が終わったあとに一人反省会が始まります。
そこで、「あ〜やっちゃったなぁ〜」と自己肯定感が下がります。
HSS型HSPはそのタイミングが普通の人よりも多いんですよね。
世の中10回挑戦すれば、少なくとも7,8回は失敗します。
HSS型HSPはこの一人反省会で、自己肯定感が下がりがちです。
HSPな状態が原因で自己肯定感が下がる場合
HSS型HSPはふとした時間に、過去のトラウマや失敗した記憶が蘇り気になってしまいます。
成功した記憶よりも、失敗した記憶を鮮明に覚えてしまいがち。
これでは、自己肯定感が下がってしまいます。
あとは、他人と比較してしまうことも自己肯定感が下がる要因。
よくあるのが、HSS型HSPさんって分析力が高いんですが、それによって自分の悪いところを探してしまうんですよね。
それで、他人と比べてしまったらそりゃあ自己肯定感も下がります。
とはいえ、自己肯定感が低いことは本当に悪いことでしょうか?
ここからが本番なので、しっかり解説していきます。
自己肯定感を高める必要はありません
そもそも自己肯定感が高い人に共通することはなんでしょうか?
『それは自分に要求する満足の基準の低さです』
例えば自己肯定感の高いAさんは60点で満足する一方、
自己肯定感の低いBさんは80点でも満足しないでしょう。
昨今のいわゆる『自己肯定感を上げるメソッド』では、この満足する基準を下げるよう推奨しているものもあります。
ですが、果たして基準を下げることは結果的にいいことでしょうか?
答え:自己満足につながるだけで、成長できなくなります。
自己満足すれば、一時的に幸福感を得ることが出来ます。
『自己肯定感を上げるメソッド』を教えている人も、それを利用して安易に基準を下げるように促しますね。
しかし、安易に満足の基準を下げてしまえば、『自己満足』と引き換えに『向上心』を失ってしまいます。
これは果たして喜ぶべきことか、想像するのは簡単ですよね。
HSS型HSPさんは、自己肯定感が下がりがちと解説しましたが、それは成長するための糧になります。
安易に自己満足にしかつながらない自己肯定感の高め方をすれば、成長の機会が失われるのでやめましょう。
HSS型HSPは自己肯定感を高める必要なしです
HSS型HSPの自己肯定感の正しい使い方は?
では、果たしてHSS型HSPは自己肯定感を具体的にどう扱っていくべきでしょうか?
答えは『自己肯定感の低さを自己成長の起爆剤』とするです。
一人で反省会をする時に、不安を感じつつその自分を乗り越えようと努力する方法を考える。
そして、また興味が湧いたものに新たな挑戦をして、自分を高めていく。
これがHSS型HSPの最も正しい自己肯定感の使い方です。
褒められるとすぐに喜んで、自己肯定感に酔いしれている人はいませんか?
でも、そんな人が成功者になるのは稀で、ラッキーで成り上がっても分かりやすく落ちていく。
そんな人はこれまで何人テレビで見たことか。
安易に自己肯定感を高めようとするのはやめましょう。
大切なことは、『反省することはして、基準を高く保ち、やるべきことに没頭する』です。
成長したいのであれば、自己肯定感の低さを武器にしましょう。
安易に満足の基準を下げると、一時的に自己肯定感は上がりますが、それはハリボテです。
HSS型HSPのあなたは、いずれそれに気づいて虚しくなるでしょう。
まとめ:HSS型HSPにとって自己肯定感の低さは武器
今回の記事をまとめるとこんな感じです。
- HSS型HSPは自己肯定感が低くなる傾向にある
- 自己肯定感は高める必要なし
- 自己肯定感の低さを自己成長の起爆剤としよう
HSS型HSPとっては、自己肯定感の低さは自己成長につながる武器になります。
もし、現状に満足してしまえば自己肯定感は高まるかもしれませんが、それで成長が止まれば意味がないですよね。
下手に自己肯定感を上げると、レベルが低いのにそれを自慢してしまう痛い大人になりかねません。
謙虚でありつつも、ちゃんとスキルや実績が伴う人間を目指しましょう。
最後に、本記事の内容を一般化して専門的に解説している本を紹介します。
こちらの著者の榎本 博明さんは東京大学教育心理学科卒で、現在はMP人間科学研究所代表の超エリートです。
この著書では「実力が伴わない人ほど自己肯定感が高い」などの心理学調査も踏まえつつ、「自己肯定感」信仰の問題点を明らかにしています。
またハリボテの自己肯定感に振り回されず、本物の自信を身につけるための心の持ち方を学べるでしょう。
もし、今回の記事の内容を更に深く知りたい人にはオススメの一冊です。
それでは、本記事の内容なここまでです。
その向上心を、まやかしの「自己肯定感」のために捨てないよう気をつけてくださいね。