こういった疑問に答えます。
この記事を書いている私は、HSS型HSP気質です。これまでHSS型HSPに関する記事を120本以上執筆し、人生を好転させるコツを伝えてきました。
結論としては、HSS型HSPが不登校になる可能性は普通の人よりも高いでしょう。
理由は、HSS型HSPもHSP(繊細)の側面を持っているためです。
本記事では、HSS型HSPが不登校になる可能性について考察します。
また後半では、HSS型HSPの子供が不登校にならないための接し方についても解説します。
不登校になったからといって、人生が終わるわけではありません。
とはいえ、不登校にならないための子供への接し方は知っておくべきでしょう。
それでは、早速解説していきます。
HSS型HSPの特徴
- スリルや真新しい経験を求める
- 抑制・退屈を嫌う
- 心は繊細なので、傷つきやすい
- 感受性が豊か
- 音や光など外部刺激に敏感
目次
HSS型HSPが不登校になりやすい理由
人一倍繊細だと言われているHSP。
その中でも刺激追求(HSS)の気質も併せ持つ人をHSS型HSPと言います。
繊細なのに、自ら好奇心を持って色々なことを試してしまう。
まるで装備も無しに、ジャングルを探検しているようなものです。
そんなHSS型HSPの気質を持った人は不登校になりやすいでしょう。
なぜそうなってしまうのか?
理由はこちらです。
理由①:周りに合わせるのが苦手
HSS型HSPの特徴として、興味のあるなしがはっきりしたり、
思考が深いということが挙げられます。
そのため、興味もない物事に思考停止して合わせることが苦痛なんです。
また、音などの刺激にも敏感でうるさい環境で過ごすのが苦手。
周りに合わせて過ごすことが難しいんですよね。
理由②:孤立しやすい
HSS型HSPは先ほどの『周りに合わせるのが苦手』に通じて孤立しやすいです。
学校という場では、グループを作ることが普通。
しかしHSS型HSPは特定のグループに属すことにストレスを感じます。
そのため、一人でいるか気の合う人とだけよく一緒にいます。
グループに属さないことでいじめの対象になることもあるでしょう。
孤立しやすいことも不登校の原因ですね。
理由③:人の言うことをスルー出来ない
子供は「ウザい」「キモい」などの言葉を平気で使います。
実際の現場では、もっと過激な言葉が飛び交うことも珍しくないでしょう。
そういった言葉に対してHSS型HSPの子供はスルー出来ません。
真面目に考えてしまいます。
すると、どんどん心も傷ついてしまう。
結果的に不登校という選択をとることで、心を守るようになります。
HSS型HSPの子供が不登校にならないための接し方
もしお子さんがHSS型HSPであれば、不登校になる前兆に気付きにくいでしょう。
理由は、子供ながら相手の表情を見て求められる振る舞いをするから。
そして、刺激を求める行動が精神的に元気だと思わせるからです。
HSS型HSPはかなり追い詰められないと、その見た目から参っていることが分かりません。
そのため、先生はおろか親ですらどんな精神状態なのか把握するのが困難なのです。
なので、次に解説するポイントを押さえて接することが重要。
ちなみに、もし今不登校でも効果はあります。
少し深ぼっていきましょう。
接し方①:こちらからニーズを探る
まず前提として、HSS型HSPやHSPの子供は自分から強く要望を言いません。
「お腹すいた」や「ゲームしたい」程度のことは言うかもしれませんが、
「学校のここが耐えられない」などの重いレベルになると親の顔を伺います。
そのため、結局言えずにストレスだけどんどん溜め込んでしまうことになるんですよね。
子供に学校の様子を聞く時も「何か嫌なことなかった?」というストレートな聞き方より、
「今日の〇〇のイベントって何したの?」
「〇〇ちゃんとはどんなこと話した?」
など具体的に聞いて、言いやすくしましょう。
いきなり重要な事実に迫るのはNG。
気を遣って言えなくなります。
接し方②:叱るという方法を取らない
子供が何か悪いことをしたり、ミスをしたら叱る。
一般的にはそう解釈されていますよね。
実際にそのように育った方も少なくないでしょう。
ですが、HSS型HSPの子供に対しては良い方法とは言えません。
理由は、叱ることで受ける傷が必要以上に深くなる可能性が高いからです。
それよりも、何がいけなかったのか子供と話し合うようにしましょう。
必ずこちらの『悲しみ』や『辛さ』を感じ取って改善しようとしてくれます。
もし不登校になり、強く叱ることで無理やり登校させれば、子供の居場所はなくなると考えましょう。
接し方③:逃げ道を作ってあげる
子供の要望で、どうしても聞き入れられないものが出た時どうしますか?
一番のNGは、要望を却下するだけでなく自分に従わないといけないような状況に追い込むことです。
親としては、「学校に行きたくない」はわがままだと感じ面倒臭いでしょう。
ですが、子供からすれば真剣です。
「言うことが聞けないんだったら出ていきなさい」
のような関係のない取引素材が出てくると子供は、
『何をいっても無駄なんだ、言うほどに損だな』
『理解してくれる気がないんだな』
と心を閉ざしてしまいます。
「じゃあ〇〇できるように一緒に考えようか」
「〇〇の代わりにこれはどうかな?」
など逃げ道を作ってあげると良いでしょう。
HSS型HSPの子供は、親の言うことをかなりストレートに捉えます。
冗談でも、脅しのような言葉は慎みましょう。
接し方④:人と違う生き方を認める
HSS型HSPは人口の6%と言われています。
そもそも人と価値基準が違ったり、感じ方が違うのが当たり前なんです。
なので、人と合わせなければいけないと教えるのはやめましょう。
人と違う生き方を子供相手であろうが認めることが重要です。
それで、子供も自分を否定しにくくなるでしょう。
他人と違うことに劣等感を抱いて、不登校になってしまう子供に効果的です。
接し方⑤:どんな小さなことも褒める
自己肯定感は高ければ良いというわけではないですが、
あまりに低いと不登校になります。
そのため、普段からどんな小さなことでも褒めましょう。
最低限の自己肯定感がないと、クラスで飛び交う相手を否定するワードに無防備です。
不登校になる要因は少しでも多く対処するべき。
HSS型HSPの子供にしてはいけないNGな声かけ
HSS型HSPの子供にしてはいけない声がけがあります。
NGの例
- 「気にしすぎだよ」
- 「切り替えよう」
- 「自信持って!」
- 「考えすぎだよ」
これらの言葉を聞いて、言いたいことは分かります。
でも分かっていても出来ないんです。
それを理解してあげること。
もし繰り返し言い続けると、『理解する気がない』と心を閉ざします。
少なくとも、子供は親に期待しなくなるでしょう。
もし困ったことがあったら誰に相談する?
ここまで、HSS型HSPの子供が不登校にならないように接し方を解説しました。
ですが、実際はこれを知っていたからといって完璧に対応できるほど甘くはありません。
HSS型HSPと言っても子供一人一人に個性があります。
その個性に合わせて、対応しないといけない場合も多いです。
何かわからないことがあれば、聞きたい場面も多いはず。
とはいえ、HSS型HSPという気質はまだそこまで有名ではありません。
学校の先生でも知らない人は少なくないのではないでしょうか?
なので、困った時はカウンセラーに相談することがおすすめ。
カウンセラーは心の専門家なので、求める最適な答えが分かるでしょう。
また今の時代だと、アプリでカウンセラーにも相談することが出来ます。
匿名なので誰にもバレませんし、クリニックに通う必要もありません。
おすすめのアプリは『うららか相談室』です。是非一度試してみましょう。
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»関連:【アプリ】うららか相談室って?口コミは?←詳しく調査しました
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まとめ:人と違う人生は素晴らしい
今回の記事をまとめるとこんな感じです。
- HSS型HSPは不登校になりがち
- 親は子供が不登校にならないよう接し方に気をつけよう
- 子育てに困ったらカウンセラーに相談しよう
本記事ではHSS型HSPの不登校について解説してきました。
ですが、学校に通うということは普通になるよう教育されること。
もちろん「普通に幸せになってくれたらいい」と親は思うかもしれません。
ですが、HSS型HSPにとって普通とは退屈で、時には苦痛です。
必ずしも、普通の人を同じ人生を歩む必要はないんじゃないでしょうか?
むしろその方が幸せだと感じられるのでは?とさえ思います。
(筆者もHSS型HSPです)
人と違う人生を歩むことは素晴らしいことだと一度考えてみましょう。
人生の見方が変わるはずですよ。
それでは今回の内容はここまでです。
自分らしく生きることに価値を見出しましょう!
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