こういった疑問に答えます。
この記事を書いている私は、HSS型HSP気質です。これまでHSS型HSPに関する記事を120本以上執筆し、人生を好転させるコツを伝えてきました。
HSS型HSPさんは、自分の考えや行動を親に否定されてしまうことに悩むでしょう。
結論としては、HSS型HSPさんは親との距離を取ってしまって問題ないです。
本記事では、HSS型HSPさんが親と距離をとっても問題ない理由を解説します。
また後半では、親との理想的な関係性を作る方法について紹介しますね。
自分も大切だけど、親も大切にしたいHSS型HSPさんこそ読むといいでしょう。
それでは、早速解説していきます。
※本記事は、無闇に『親との縁を切るべき』ということを主張している訳ではありません。その点をご理解の上、読み進めてください。
HSS型HSPの特徴
- スリルや真新しい経験を求める
- 抑制・退屈を嫌う
- 心は繊細なので、傷つきやすい
- 感受性が豊か
- 音や光など外部刺激に敏感
目次
HSS型HSPは親との距離をとっても問題ない理由
HSS型HSPさんの中には、親に対して、
「どうして自分の気持ちを分かってくれないんだろう?」
「なんで否定ばっかりしてくるんだろう?」
「関わるのがしんどいな」
このように感じたことがある人も多いはず。
とはいえ、周りからは
「育ててくれたんだから感謝しないと」
「親なんてそんなものだよ」
「我慢するべき」
と言われて、板挟みの状態になっているHSS型HSPさんのお話をよく聞きます。
実際そういった状態に苦悩しているのであれば、親との距離を取っても問題ありません。
逆に距離を取らないと、自分の思うような人生を歩めないというデメリットが非常に大きいです。
そんな『HSS型HSPさんが親との距離をとっても問題ない理由』を解説しますね。
理由①:親は自分ではないから
そもそも、子供がHSS型HSPだからといって親もHSS型HSPではありません。
そのため、自分の気持ちや行動に対して無条件に理解をしてくれる可能性は低いんです。
例えば、気持ちを分かってくれなかったり、やりたいことを否定されるなんてことも多いでしょう。
HSS型HSPという『人に考えを理解してもらいにくい気質』だからこそ、頑張って伝えても否定されて傷つくくらいなら距離をとった方がいいですね。
親はあなたではありません。
理由②:親の価値観は時代に合っていないから
当たり前ですが、親と自分とでは年齢差が数十歳あります。
すると親世代の価値観って、現代では古くなってしまって通用しないんですよね。
例えば、昔は新卒で入った会社に勤め上げることが美徳であったかもしれません。
でも、今では転職なんて当たり前。SNSや動画サービスなどが普及して個人で稼ぐ時代にもなっています。
それにHSS型HSPさんは、新しい価値観や物事に対して寛容なので現代の価値観の方が性に合うんですよね。
親だからといって古い価値観を鵜呑みにすると、現代では淘汰されてしまう可能性もありますよ。
理由③:親に合わせることで行動に制限がかかるから
HSS型HSPさんは、たくさんの物事に対して興味が湧きます。
そのために行動をしたいと思うのですが、親がそのストッパーになってしまうことも。
例えば、会社を辞めてワーホリに行きたいと言ったら、それに賛同してくれる親ってどれくらいいるのでしょうか?
もちろん、親が子供のことを心配しているのは分かりますが、自分の人生は自分で決めるもの。
親に合わせて行動を制限してしまったら、HSS型HSPさんは自分らしい人生を歩めませんよ。
理由④:いつまでも子供に甘えている可能性があるから
逆に、親が子供に甘えてしまっている可能性もあります。
これは、HSS型HSPさんは人の感情を読んで共感するのが得意なため、会話をすると相手が心地よくなるんですよね。
それを親が、HSS型HSPである子供に求めてしまっているケースです。
この場合は、親が子離れが出来ていない状況のために距離をとった方がいいですね。
ずっと親の相手をしていると、親は子供に依存して他でコミュニティを広げようとしません。
いつまでも子供に甘えている親の場合も、距離を取ってあげた方が相手のためですよ。
HSS型HSPさん×毒親は最悪の組み合わせ
『毒親』という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
毒親とは、過干渉や過保護、過度な支配・管理、価値観の押し付けを子どもにしてしまう親の総称です。
実はHSS型HSPさんと毒親というのは、非常に悪い組み合わせなんですよね。
理由はシンプルで、HSS型HSPさんは他社からの刺激に敏感、かつ自主性が高いのに自由を奪われるからですね。
HSS型HSPさんは、この毒親の悪い影響をモロに受けてしまいます。
働ける年齢になるまでは我慢するしかないために、うつになってしまうことも。
成人後も子供を毒する親は『ドリームキラー』になるかも
毒親は子供が成人して離れて生活するようになっても、関わってくる場合が多いです。
その場合、子供が成人して距離が出来てしまったが故に、なるべく遠ざからないよう子供の夢や希望を否定してしまうことがあるんですよね。
これを『毒親のドリームキラー化』と筆者は呼んでいます。
こうなると、どれだけ自分が夢や希望に向って進もうとしても、親は否定してきます。
問題は親にその自覚がなく「あなたのためを思って」などの言葉を口にするため、話になりません。
毒親とはいえ、親だからある程度距離感を詰めておこうとすると、夢や希望に進むモチベーションを壊されてしまいますよ。
親がドリームキラーになってしまったら、説得は無意味。
次に紹介する『親と理想的な関係性を作る方法』を実践してみましょう。
HSS型HSPさんと親との理想的な関係性を作るには?
ここまで読んで、HSS型HSPさんは親と関わりすぎない方がいいことは分かったかと思います。
とはいえ、実際どれくらいの距離感、つまり関係性であればいいのでしょうか?
答えは『関わりすぎない』ですが、これだと分かりづらいのでHSS型HSPさんと親との理想的な関係性を作るための方法をご紹介しますね。
人それぞれ家庭環境に差はありますが、これくらいはやっておくと自分にも親にも良い距離感が生まれますよ。
方法①:親と自分は別の存在だと認識する
まずは親と自分は別の存在だと認識しましょう。
親に何かやるように言われたら、嫌でも「なんだかんだ親だから従おう」という風に逃げて、親の言うことを聞いたことが誰しもあるのではないでしょうか?
それが『重要なこと』でもです。
(※進路や就職先など)
しかし、その楽する感覚から脱しないと、いつの間にか自分の思う人生を歩めなくなります。
親と自分が別の存在であると認識することで、自分の本心に素直に向き合って考えることが出来るのでやってみましょう。
結局は自分の人生なので、最後に責任を取るのは自分。
ちゃんと自分の人生を大切にしたいなら、自分以外に人生の舵を任せるべきじゃないですよ。
方法②:離れて暮らす
親との距離感を良好に保つためにも、物理的に離れて暮らすことは大切です。
これは、「お互いがいない状態だとどんな風になるのか?」「一人だとどれくらい自由なのか?」を知るためにも必要なことですね。
まだ親と一緒に暮らしている人は、離れて暮らしてみましょう。
HSS型HSPさんの一人暮らし事情については、下記記事にて解説しているので是非読んでみてくださいね。
»関連:【自由】HSS型HSPには一人暮らしのメリットがありすぎる
【自由】HSS型HSPには一人暮らしのメリットがありすぎる
方法③:困った時だけ助け合う
もし離れて暮らすことになっても、完全にコミュニケーションがなくなるわけではありません。
とはいえ、毎日のように電話やLINEが途切れない場合はあまり意味がないので、困った時だけ助け合う程度にしましょう。
すると、次第に親の干渉が減って自分の自由な思考を優先することが出来るようになります。
一人暮らしが出来たからといって、油断は禁物ですよ。
方法④:決断の際に相談をしない
最後に一番大切なことを解説します。
それは、決断の際に相談をしないことです。
どういうことかと言うと、HSS型HSPさんは自分のやりたいことをやる時に人に相談せず行動した方がいいということです。
理由は、親に考えや価値観を否定されてしまうことで行動出来なくなってしまうHSS型HSPさんが多いから。
自分らしく生きたいのであれば、全部自分の責任で決断しましょう。
もし報告するとしても、事後報告。
すると、だんだんと親も「自立したんだな」と任せてくれるようになります。
HSS型HSPさんが自由になるには、決断の際に親に相談するべきではないですよ。
まとめ:親よりも自分の心に耳を傾けよう
今回の記事をまとめると、こんな感じです。
- HSS型HSPさんは親と距離を取っても問題ない
- 逆に毒親なら積極的に距離を取ろう
- 困った時だけ助けあう。決断の相談はしない!
親には育ててくれたという事実があるために、どうしても耳を傾けてしまいます。
しかし、自分の心をおろそかにしていませんか?
HSS型HSPさんは、他人を思ってしまうあまりに自分のことを後回しにしてしまう時があります。
本当はもっとたくさんやりたいことがあるのに、それを抑制してしまうんですよね。
成人して自由になれたのであれば、もっと自分の心に耳を傾けるべきです。
自分の人生を自分らしく生きれるかどうかは、自分次第。
自分の本心を大切に生きていきましょう。
それでは、今回の内容はここまでです。
他にも100記事以上HSS型HSPさんに関する記事があるので、是非読んでみてくださいね。
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