こういった疑問に答えます。
この記事を書いている私は、HSS型HSP気質です。これまでHSS型HSPに関する記事を120本以上執筆し、人生を好転させるコツを伝えてきました。
結論として、HSS型HSPさんは「自分は優しくない」と感じやすいです。
本記事では、HSS型HSPさんが自身を『優しくない』と感じる理由を解説します。
また、実際は優しい要因と心理効果からそれを裏付ける考察をしますね。
この記事を読めば、ある程度自分の優しさを認識することが出来るようになりますよ。
それでは、早速解説していきます。
HSS型HSPの特徴
- スリルや真新しい経験を求める
- 抑制・退屈を嫌う
- 心は繊細なので、傷つきやすい
- 感受性が豊か
- 音や光など外部刺激に敏感
目次
HSS型HSPさんが「優しくない」と感じる原因
HSS型HSPさんは、これまでに「優しい」と言われた経験があるはずです。
しかし、その経験があっても「自分は優しくない」と感じてしまうのは何故でしょうか?
- 親にとても厳しく育てられたから?
- 「お前は非道いやつだ」と言われたから?
- 「人助けなんて当たり前じゃん」と言われたから?
どれも考えられそうですが、あまりピンと来ませんよね?
実は、HSS型HSPさんが「自分は優しくない」と感じてしまう原因は『優しさのハードルの高さ』です。
それについて解説していきますね。
HSS型HSPは自分に課す優しさのハードルが高い
優しさのハードルが高いというのは、自分がしてあげたことに対して当てはまります。
例えば、困っている人を助けた時に「ただ助けただけで、たいしたことはしていない」とHSS型HSPさんは考えてしまうことがあります。
そう感じる原因は、相手の感情を読み取ってそれに共感する力があるからなんです。
誰しも、困っている時は苦しいですよね。
困っている人に共感するHSS型HSPさんは、自分のことのように感じるために助けるのが当たり前に思ってしまいます。
そのため、やってあげたことには『優しい対応をしたな』という実感が湧きにくいんですよね。
このように、HSS型HSPさんの中で優しさのハードルが上がってしまっています。
ただし、人から何か助けてもらった場合には、そのハードルは下がるんですよね。
つまりは・・・
自分がしてあげたことは優しいと感じにくいが、他人からしてもらったことは優しさを感じやすい。
→他人の方が優しいと感じるので、相対的に自分は優しくないと思う
このような状態になるんですよね。
HSS型HSPさんが「自分は優しくない」と感じるのは、自分に課す優しさのハードルが高いからなんです。
HSS型HSPは優しさが出る理由
HSS型HSPさんは、そもそも優しい人の要素を持っています。
先ほども少し解説しましたが、丁寧にみていきましょう。
HSS型HSPさんが優しいと言われる理由がこちら。
理由①:相手の感情が読める
HSS型HSPさんは、表情の変化に敏感です。
その変化によって、相手の感情が読めるんですよね。
感情に合わせて、相手の求めているものがわかるため、優しいと思われる行動が出来ます。
人の心が分からないと相手に嫌な気持ちをさせてしまうので、必須の力ですね。
理由②:相手の気持ちに共感出来る
HSS型HSPさんは、感情を読み取った相手に共感することが出来ます。
そのため、相手に寄り添ってあげることが出来るので、優しいと思われるんですよね。
特に、悲しい気持ちに共感してあげることでより一層の慈愛を与えることが出来るでしょう。
とはいえ、相手の気持ちに共感しすぎると自分の心がしんどくなってしまいます。
あまりに共感しすぎるのは、避けましょう。
理由③:細かいことに気づいて気配りをする
HSS型HSPさんは、とにかく細かいことに気づきやすいです。
そのため、周囲の人が少し先の未来で求めていることに気づき、気配り出来ます。
例えば、相手が靴を履こうとしたときに、さっと靴ベラを手渡したりとかですね。
相手は自分のことをよく見て、気を遣ってくれていると思い『優しい』と感じるでしょう。
気配りが上手な人は、優しい人の典型例ですよ。
優しくない人ほどダニング・クルーガー効果に陥っている
ここまで、HSS型HSPさんは実は優しいと解説しました。
しかし、このように考える人もいるかなと思います。
ですが、実は優しくない人ほど、自分は優しいと思っている傾向にあるんです。
その根拠は『ダニングクルーガー効果』。
これを知ったら、「自分を優しいと思えない」=「本当は優しい」とも気づけるはずです。
ダニングクルーガー効果とは?
ダニングクルーガー効果とは、自己評価と実際の評価にズレが生じる現象です。
能力が低い人の場合は自分を過大評価し、反対に能力の高い人は自己評価を低く見積もる傾向にあるということになります。
これが判明した実験では、大学生にテストをしてもらって、事前にどれくらい点数を取れそうか予想してもらいました。
結果、成績が低い生徒ほど予想を高く見積もり、成績が高い生徒ほど低く予想するという結果になったとのこと。
つまり、能力が低い人間ほど出来ると過信して、逆に能力が高い人間ほど出来ないと感じてしまうということです。
優しさはダニングクルーガー効果に当てはまる?
では、「優しさ」の尺度もダニングクルーガー効果は当てはまるでしょうか?
これは、筆者は当てはまると考えています。
理由は、優しさは『相手の気持ちを想像する力』『細かいことに気づける力』『相手のニーズを満たす力』など能力を必要とするためです。
やや強引な考え方であることは自覚していますが、あながち間違いとは言えないのではないでしょうか?
つまり、『自分は優しいと思う人』=『実際は優しくない』、『自分は優しいと思わない人』=『実際は優しい』の考えが成り立ちそうですよね。
もちろん優しくする能力があっても、あえてしない人もいるかもしれませんが、そこはHSS型HSPさんはやっているかと。
相手の気持ちを想像出来て、共感したのに寄り添わない方が明らかに不自然ですからね。
後味も最悪です。
まとめ:HSS型HSPさんは自分に優しくない
今回の記事をまとめると、こんな感じです。
- HSS型HSPは自分を優しいと感じにくい
- しかし、実際は優しい
- 自分が優しいと思っている人ほど、実は優しくない
HSS型HSPさんは優しいと本記事では解説しました。
ですが、一点例外があります。それは、対象が自分になった場合です。
HSS型HSPさんは、何かミスをしたりした場合に自分を責めてしまいます。
人に責められた時も同様ですね。
いわゆる『沼にハマる』という現象。
ぐるぐると自分の非はどこにあったのかを考え続けてしまうんです。
そして、ネガティブな思考の沼にハマってしまいます。
もちろん自分に厳しいことは悪いことではないですが、あまりに極端だと周りも迷惑に感じてしまいますよ。
その現象を避けたいのであれば、下記記事で対策を紹介しているので、ぜひ試してみてくださいね。
»参考;『HSS型HSPは沼にハマる』|原因と対策を一挙公開
『HSS型HSPは沼にハマる』|原因と対策を一挙公開
それでは、今回の内容はここまでです。
最後に。
優しさは人ぞれぞれですが、「優しい」と言われて否定しないように。相手の気持ちも否定することになりますよ!
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