こういった疑問に答えます。
この記事を書いている私は、HSS型HSP気質です。これまでHSS型HSPに関する記事を120本以上執筆し、人生を好転させるコツを伝えてきました。
結論としては、HSS型HSPは接客業に向いていません。
しかし、例外も存在するでしょう。
本記事では、HSS型HSPが接客業に向いていない理由を解説します。
また後半では、例外的に向いている接客業の特徴についても紹介しますね。
接客業は始めるには優しい仕事だと言われています。
ですが、実のところ続けるとなると話が違うんですよね。
この記事を読むとそれがよく分かりますよ。
それでは、早速解説していきます。
HSS型HSPの特徴
- スリルや真新しい経験を求める
- 抑制・退屈を嫌う
- 心は繊細なので、傷つきやすい
- 感受性が豊か
- 音や光など外部刺激に敏感
目次
HSS型HSPさんに接客業が向いていない理由5選
まず仕事に向いているかどうかは、下記2つの指標から考えられます。
- 1つ目:能力的に向いているか
- 2つ目:性格的に向いているか
この二つの要素で仕事の向き不向きが分かるのは、なんとなく理解できますよね。
そこで、HSS型HSPさんに接客業が向いていない理由は・・・
実は、HSS型HSPさんは能力的には問題なくても、性格的に接客業を続けられない場合が多いんです。
これらの理由を、もう少し具体的に解説していきますね。
理由①:マルチタスクが求められる
HSS型HSPさんは、実はマルチタスクが苦手だと言うことをご存知でしょうか?
ここで言うマルチタスクとは、仕事の同時並行。『料理作る・電話に出る・ホールに指示する』を同時に行うようなことです。
HSS型HSPさんは、いろんな方向にアンテナを張っているためにマルチタスクでパニックになってしまうんですよね。
無理したら出来なくもないですが、それが日常茶飯事の接客業では明らかに疲弊してしまいます。
それによって、ミスが増えることで続けられる自信がなくなることも多いでしょう。
»関連:HSS型HSPはマルチタスクが得意ではない|理由と対策を解説
HSS型HSPはマルチタスクが得意ではない|理由と対策を解説
理由②:職場の人間関係が悪いことが多い
接客業って結構忙しいイメージがありますよね。大手チェーン店なんかだと特にそう。
その忙しさもあってか、職場の人間関係がすこぶる悪い場合が多いです。
そういう場所では、HSS型HSPさんはそもそも人間関係でストレスが溜まりやすいため、仕事を続けにくいでしょう。
仕事が好きでも、働いている人と仲良く出来ないとしんどいですよね。
»関連:【地獄?】HSS型HSPに合わない職場とは?|抜け出す方法も解説
理由③:クレームに対して逆らえない
接客業では多くの場合、クレーマーに対して立場が弱いです。
企業によっては、とにかく謝り続けて話を聞くように教育するところもあるでしょう。
そういった精神衛生上よくないことがまかり通っているため、クレームを受け流せないHSS型HSPさんは病んでしまうことが多いんですよね。
海外だと、店員と客は対等な立場なので理不尽なクレーマーは即出禁。羨ましいです。
»関連:なぜHSS型HSPに留学がオススメなのか?【人生アップデート】
理由④:十分な休息が取れない
接客業はシフトも安定しておらず、週休2日を完璧に守りきれない場合も多いです。
またHSS型HSPさんは仕事中、『何か問題が起きないか』『お客さんは困っていないか』などずっと気を張ってしまいますよね。
そのため、休憩時間だろうが休日だろうが十分に休息が取れずに疲労が蓄積してしまいます。
力を適度に抜くのが難しいHSS型HSPだからこそ、接客業は続けることが難しい・・・。
余談
余談ですが、『週休2日』は『完全週休2日』じゃないから、週に2日休みはないっておかしくないですか?
筆者は就活してた頃、そういう募集をする会社に「不誠実な言い方をするんだな」と呆れていました。
理由⑤:地元だと苦手な人がいる
これは少し珍しい理由ですが、地元で働いていると苦手な知り合いがお客さんとして来る場合があります。
HSS型HSPさんは考え方が普通とは異なることが多いため、そういった人から過去に自分の価値観を否定されたことで苦手と感じてしまうでしょう。
すると仕事中も常に「あの人は今日来ないかな?」などと心配をして、消耗してしまいますね。
自分の生まれ育った町でずっと接客業を続けることは、HSS型HSPさんにはオススメ出来ません。
HSS型HSPさんが接客業で使える能力とは?
ここまで、HSS型HSPさんが接客業に向いていない理由を解説しました。
ですが、HSS型HSPさんだからこそ接客業で向いている能力がありますよね。
それは、『細かい部分まで気づけること』です。
HSS型HSPさんは、細部までよく見ているのでお客さんの求めていることを察知することに長けています。
また、お店で営業する上でのオペレーションの問題を指摘して、HSS型HSP特有の高い発想力から改善案を出すのも得意でしょう。
そういう面で言えば、接客業で活きる能力もあると断言出来ます。
でも、その能力って接客業以外でも使えませんか?
HSS型HSPさんは細かい部分に気づいたり、人の表情から感情を察したり、いろんなアイデアを出せたり。
正直接客業以外でも役立ちそうな能力ですよね。
それらの能力は例えば、ライター・セラピスト・プログラマーなど多くの仕事で活かせます。
「接客業しかやったことないからそれ以外出来ない」と思い込んでいる方は、一度下記記事を読んでみると考えも違ってきますよ。
»参考:【HSS型HSP】仕事を辞めたいけど我慢←無駄すぎでした【理由を解説】
【HSS型HSP】仕事を辞めたいけど我慢←無駄すぎでした【理由を解説】
HSS型HSPさんが例外的に向いている接客業
あれやこれやとHSS型HSPさんには接客業は続かないことを本記事では解説してきました。
ですが、実は例外的にHSS型HSPさんが向いている接客業があるんです。
その特徴がこちら。
もし上記のような特徴を持っていて、『超忙しい』『人間関係が最悪』『嫌な客が来る』がなければ、HSS型HSPさんがそこで働くのはアリ。
むしろ、天職かもしれません。
上記の特徴をもう少し詳しく解説しますね。
特徴①:一人で行う仕事(裏方)の仕事の割合が多い
接客業とは言っても、常に表に出ているわけではありません。
裏方、いわゆる雑務といったこともあるでしょう。
そういった仕事は一人ですることも多いため、お客さんの前にずっといるのがしんどいHSS型HSPさんにはうってつけ。
「表:裏」で割合が「5:5」ないしは「4:6」くらいだったら、精神的な負担も減りますよ。
もし裏方の仕事をメインにやってみたい方は、リゾートバイトで探してみましょう。
黙々と一人で作業しつつも、リゾート地や観光地では程よい刺激を味わえます。気になる方は下記記事にて解説しているので、どうぞ。
»参考:【新提案】HSS型HSPさんにはリゾートバイトおすすめです
【新提案】HSS型HSPさんにはリゾートバイトおすすめです
特徴②:対応するお客さんが少ない(店が狭い)
対応するお客さんが少なかったり、店自体が狭くて気を配る範囲が限定されるお店もHSS型HSPさん向きです。
なぜなら精神的に楽なんですよね。
例えばコンビニで人の多い昼間のシフトだとどっと疲れても、深夜帯だと人が減って負担が少なくなるみたいな感じです。
もちろん店は忙しい方が儲かりますが、こじんまりとした店だとそもそも人がたくさん入らないから仕方ないですよね。
個人経営の飲食店なんかは良さげです。
特徴③:客とも仲がいいアットホームな店
HSS型HSPさんは、お客さんと店員が仲のいいアットホームな店だと働きやすいです。
つまり常連さんが売上のほとんどを作っているお店です。田舎の飲み屋やコンビニなんかはそうですね。
そういったお店だと、お客さんもお店に嫌われたくないから変なことをしませんし、ミスをしても笑って許してくれます。
マナーや言葉遣いも強く求められないので、働き続けるのは難しくないでしょう。
余談
居酒屋大手チェーンが謳う『アットホーム』な職場環境は地雷です。
安い給料でめちゃくちゃ働かせて、従業員から正常な判断力を奪いにくるので就職しないようにしましょう。
学生バイトくらいなら、すぐ辞めれますが正社員となるとアウトですね。本当に病みます。
まとめ:接客業以外にも仕事はある
今回の記事をまとめるとこんな感じです。
- HSS型HSPさんは接客業に向いていない
- 細かい部分に気づける能力は接客で使えるが、他の業種でも使える
- 一部例外的に働き続けられる接客業もある
今回の記事を読んでいる方は、HSS型HSPかつ接客業をしているorしようとしている人だと思います。
その方々に伝えたいのは、例外な環境を除いて基本的に続けるのは難しいから辞めた方がいいということです。
もちろん辞めるのにも勇気はいります。
「接客業以外何が出来るのか?」
「新しい仕事をしても続くのか?」
「そもそも今の時代に働き口は見つかるのか?」
色々な不安はあるでしょうが、向いていない仕事を続けるのは地獄です。
いつか環境が楽になると思いたいかもしれないですが、それよりも一歩踏み出して環境を変えた方がいいですよ。
ちなみにHSS型HSPさん向けで、環境を変えても問題ない理由を下記記事にてまとめています。
少しだけでも勇気が欲しいなら、読んでみることをお勧めします。
»参考:【HSS型HSP】仕事を辞めたいけど我慢←無駄すぎでした【理由を解説】
【HSS型HSP】仕事を辞めたいけど我慢←無駄すぎでした【理由を解説】
それでは、今回の内容はここまでです。
より自分に向いた仕事を見つけるには、まずは情報収集からですね!
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