こういった疑問に答えます。
この記事を書いている私は、HSS型HSP気質です。これまでHSS型HSPに関する記事を120本以上執筆し、人生を好転させるコツを伝えてきました。
結論としては、HSS型HSPさんは自分の中に自己矛盾を感じやすい気質です。
本記事では、HSS型HSPさんが自己矛盾を抱える理由・どんなことを感じるのかを解説します。
また後半では、感じた時にやった方がいいことも紹介しますね。
「自分で自分のことが分からなくなった」そんな経験がある人こそ、読んでおいた方がいい内容をシェアします。
是非最後まで、お付き合いください。
HSS型HSPの特徴
- スリルや真新しい経験を求める
- 抑制・退屈を嫌う
- 心は繊細なので、傷つきやすい
- 感受性が豊か
- 音や光など外部刺激に敏感
目次
自己矛盾を抱えるHSS型HSPとは?
まずこの先の内容では、HSS型HSPを知っていないと理解出来ないのでHSS型HSPについて軽く解説しておきますね。
HSS型HSPとは、アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士によって提唱された人間の『心の気質』です。
HSS(刺激探求型)でありながら、HSP(非常に繊細な人)であるという、ニ面性を持つことが大きな特徴として挙げられます。
HSSとHSPも同じく心の気質なのですが、どんな特徴があるのかは下記を参考にしてくださいね。
HSSとは?
- High Sensation Seeking(刺激探求型)の略
- 刺激を求め、直感で行動する
- 些細なことに影響を受けない
- 一つのことに熱中すると周りが見えなくなる
HSPとは?
- Highly Sensitive Person(非常に繊細な人)の略
- 考え方が複雑、深く考えて行動する
- 刺激に敏感で疲れやすい
- 他人の気持ちに共感しやすい
- 感覚が鋭い
またHSS型HSPは、人口の6%しかいないと言われているほど稀少な存在です。
この6%の数値がどれくらいなのかイメージしづらい方は、下記記事にて解説をしているので、是非参考までに。
»関連:【比較】HSS型HSPの割合は人口の何%?|色々比べてみました
【比較】HSS型HSPの割合は人口の何%?|色々比べてみました
まとめ(HSS型HSPの特徴)
- 好奇心があるが移り気で退屈する
- 些細なことに気が付くが、色々なことをすると刺激に圧倒されすぐ気疲れする
- 社交的に見えたりするが、一人も好む
何故HSS型HSPは自己矛盾を抱えやすいのか?
さて本題ですが、なぜHSS型HSPは自己矛盾を抱えやすいのでしょうか?
「もとより刺激好きなのに、刺激に敏感だから」と考えている人も多いかもしれません。
ですが、それはHSS型HSPさんの抱える自己矛盾の一部に過ぎないのです。
HSS型HSPが自己矛盾を抱える原因は、自己矛盾に気づきやすいからです。
これを見て「?」と思った方もいるでしょうが、読み進めれば理解出来るので少しお付き合いください。
そもそも人間というのは全員が矛盾を抱えています。
しかし、その矛盾にすら気づかないor気づかないふりをしているだけの人が大半を占めているんですよね。
多くの著名人や歴史に名を刻んでいる人も、すべての人間が矛盾を抱えていることについて言及しています。
人間とは、パラドックスの体現であり、矛盾の塊である
オーギュスト・コント(フランスの哲学者)
どんな事物でも矛盾をふくんでいないものはなく、矛盾がなければ世界はない
毛沢東(中華人民共和国初代の政府主席)
大人とは不思議な生き物だ。ある時は差別なんかいけないといい、ある時は巧妙に差別を推奨する。その自己矛盾をどのようにして消化していくのか。
東野圭吾(日本を代表するミステリー作家)
どんな人も自己矛盾を抱えていますが、それをきちんと気づいて向き合うことがHSS型HSPさんは多いのではないかと推察されます。
自己矛盾を抱える流れはこんな感じですね。
- 「刺激好きなのに刺激に敏感」など分かりやすい自己矛盾を持つ
- そして、そこで自分の内面がどうなのか深く思考する
- さらに自分の中の矛盾を洗い出して向き合う
- 出てきた自己矛盾が気になってしまう
- 結果として悩み出す
このように、HSS型HSPさんがとりわけ自己矛盾に悩んでしまうのは、その考え方が要因として挙げられますね。
この社会が矛盾に対して寛容ではないことも、自己矛盾をマイナスに捉えて悩んでしまう原因でもあるでしょう。
例えば、就職や転職の面接では一貫性が求められる風潮があります。
これは信用の問題で『一貫性を見せかける技術』がなければ、仕事をする上で支離滅裂な人に思われてしまうために、一貫性が求められるのです。
ですが、全く矛盾した言動をせずに、一貫性を持った人生を生きている人なんて存在するのでしょうか?
どんな人も、人に見せる顔と見せられない顔があるはずです。
しかしそのように、社会には『自己矛盾を表に出してしまう人間は信用できない』という謎の理論があるために、自己矛盾を持つことに悩んでしまうんですよね。
HSS型HSPさんだけが矛盾した存在ではなく、矛盾を抱えることは悪いことではないことを理解しましょう。
HSS型HSPの感じやすい自己矛盾
さて、それではHSS型HSPさんの感じやすい自己矛盾についても触れておきましょう。
これは知っておくと「他のHSS型HSPさんも感じているんだ」と少しホッとできる材料になります。
もちろん、後ほど自己矛盾に対する向き合い方も紹介するので安心してくださいね。
矛盾①:刺激が欲しいのに、刺激にやられる
HSS型HSPさんは、刺激好き。でもその刺激にやられて疲れやすいです。
例えば、旅行好きでたくさん観光地を回りたいのに、現地で人の多さやたくさんの体験を通してその刺激にすぐ疲れてしまいます。
本人はもっと楽しみたいので、とてももったいない...。
下記記事に、対策をまとめましたので是非お役立てください。
»関連:【HSS型HSP向け】大好きな旅行を気持ちよく楽しむには?
【HSS型HSP向け】大好きな旅行を気持ちよく楽しむには?
矛盾②:明るさと同時に暗さを合わせもつ
HSS型HSPさんは、周りから見れば社交的で明るい振る舞いも出来る人がほとんどです。
しかし、その反面ネガティブな暗い面も持っており、その振れ幅が大きい分感情が忙しいですね。
特に女性は、気分の上がり下がりが激しく生活や仕事に支障が出てしまうことも。
矛盾③:好奇心旺盛なのに、常にどこか警戒をしている
たくさんのことに興味を持ち、好奇心旺盛なのもHSS型HSPさんの特徴。
とはいえ、行動しつつもどこか警戒をしているんですよね。
おかげで失敗をしても被害が最小限に収まるため、これはメリットも大きいです。
矛盾④:やりたいことだったのに、すぐに飽きる
先ほどの続きになりますが、好奇心旺盛に取り組んでもすぐに飽きてしまうことがHSS型HSPさんに多いです。
これもかなりHSS型HSPさんを悩ませる事案ですね。
そのため飽き性の対策は、下記の2パターンのどちらかor両方を選びましょう。
難しいかもしれませんが、間違いなく解決につながりますよ。
矛盾⑤:大胆なことをするのに、小さなことに傷つく
HSS型HSPさんの行動力には、他の人には真似できない大胆さがあります。
しかしその一方で、小さなことにも傷ついて引ずってしまうんですよね。
小さいことを引きずらないためには、心の整理が必要です。瞑想はオススメなので、試してみるといいですよ。
»関連:【1回10秒】HSS型HSPさんにオススメな瞑想方法を教えます
【1回10秒】HSS型HSPさんにオススメな瞑想方法を教えます
自分が分からなくなってしまったらやること
それでは、最後に簡単ではありますが、自己矛盾に苦しみ自分が分からなくなった時にやっておいた方がいいことを紹介しますね。
どれも万能の方法ではありませんが、少なくとも何か改善のヒントは得られるはずです。
その①:気持ち・考えを書き出す
自分がどう感じて、どう考えているのか理解するために一度紙やスマホのメモ帳に書き出してみましょう。
自身の頭の中を可視化して、それを客観的な視点から眺めてみます。
こうすることによって、「何に対して苦しんでいるのか?」「自分は本当はどうしたいのか?」を考えやすく出来ます。
エレイン・アーロン博士も日記などに自分の考えていることを書き出すことを推奨しているので、自分の中の矛盾に苦しんだ時にオススメの方法ですよ。
その②:フィーリング(直感)に従う
自分の中で、「果たして自分はどうしたいのか?」迷ったことはありませんか?
HSS型HSPさんは、自己矛盾を多く感じることで自分が本当はどうしたいのかを迷ってしまいがちです。
そういった場合の、一番簡単でコスパの良い選択は最初のフィーリング(直感)に従うことです。
例えば、転職先の業種は最初はメーカーが良かったけど、だんだん接客も魅力的に見えてきて選べないといった場合。その時はメーカーを選びましょう。
これは、「論理的思考の蓄積が、思考スピードを速め、直感を導いてくれる。」という考えから最適だと言えます。
さらに詳しい内容は将棋の天才である羽生名人の書籍『直感力 』にあるので、是非読んで見てください。
その③:カウンセリングを利用する
誰かに話を聞いてもらうことも、矛盾を受け入れるのに効果的な方法です。
しかし、相手は誰でもいいわけではありません。もちろん友達や家族、同僚などは親身にあなたの話を聞いてくれるでしょう。
ですが、本当になりたい自分とは違う『彼らにとって一番都合のいいあなた像』を教えてくる可能性も無きにしも非ずです。
きちんとカウンセラーに自己矛盾を受け入れる方法を相談してみましょう。
もちろん、病院に行くのはやや大袈裟に感じると思いますので、その場合はアプリがいいですよ。
例えば『うららか相談室』というアプリでは、プロのカウンセラーが相談に乗ってくれます。
匿名・顔出し無しで使えるので、是非試してみてください。
うららか相談室のダウンロードはこちら♪
»関連:【アプリ】うららか相談室って?口コミは?←詳しく調査しました
【アプリ】うららか相談室って?口コミは?←詳しく調査しました
まとめ:矛盾の中で面白く生きよう
今回の記事をまとめると、こんな感じです。
- HSS型HSPは自己矛盾を感じやすい
- しかし、人間はみんな矛盾を抱えて生きている
- 矛盾と上手く付き合う方法を試そう
この記事を読んでも、矛盾に対して良い印象を持っていない人がほとんどでしょう。
その人たちに、芸術家の岡本太郎さんのこの言葉を贈ろうと思います。
純粋であればあるほど人生というものは悲劇だ。
人間はすべて矛盾の中に生きている。
だから矛盾に絶望してしまったら負け、落ち込むのだ。
それよりも、矛盾の中で面白く生きようと、発想を転換することはできないだろうか。岡本太郎
著名人の言葉は、それだけ濃い人生を歩んできたために質量すら感じますよね。
矛盾に絶望してしまえば、そこで楽しい人生というのは切り拓けません。なので、発想を転換して矛盾の中で面白く生きよう。
こう考えられれば、落ち込まずに楽しく生活を送れることでしょう。
それでは、今回の内容はここまでです。
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