こういった疑問に答えます。
この記事を書いている私は、HSS型HSP気質です。これまでHSS型HSPに関する記事を120本以上執筆し、人生を好転させるコツを伝えてきました。
結論として、HSS型HSPは心の気質。アスペルガー症候群は発達障害に分けられます。
その特徴もやや違う部分がありますね。
本記事では、HSS型HSPとアスペルガー症候群との違いや共通点を解説します。
また後半では、その対処法について解説しますね。
HSS型HSPとアスペルガー症候群の違いを知ることで、
よりご自身や周囲の人への理解を深めましょう。
知ることで、楽になることもありますよ。
それでは解説していきます。
HSS型HSPの特徴
- スリルや真新しい経験を求める
- 抑制・退屈を嫌う
- 心は繊細なので、傷つきやすい
- 感受性が豊か
- 音や光など外部刺激に敏感
目次
HSS型HSPやASD、アスペルガー症候群について知ろう
まずはHSS型HSPとASD、アスペルガー症候群について解説します。
HSS型HSPは知っていても、ASDとアスペルガー症候群の関係性を知らないと話がややこしくなります。
ちゃんと理解してから、読み進めましょう。
HSS型HSPとは?
HSS型HSPとは、アメリカの心理学者エレイン・アーロンによって提唱された人間の心の気質です。
HSS(刺激探求型)とHSP(非常に繊細な人)の両方の特徴を持っていますね。
HSSとは?
- High Sensation Seeking(刺激探求型)の略
- 刺激を求め、直感で行動する
- 些細なことに影響を受けない
- 一つのことに熱中すると周りが見えなくなる
HSPとは?
- Highly Sensitive Person(非常に繊細な人)の略
- 考え方が複雑、深く考えて行動する
- 刺激に敏感で疲れやすい
- 他人の気持ちに共感しやすい
- 感覚が鋭い
ちなみにHSS型HSPは人口の6%しかいないと言われています。
稀な存在と言えるでしょう。
HSS型HSPの特徴
- 好奇心があるが移り気で退屈する
- 些細なことに気が付くが、色々なことをすると刺激に圧倒されすぐ気疲れする
- 社交的に見えたりするが、一人も好む
ASD(自閉スペクトラム症)とは?
ASD(自閉スペクトラム症)とは、発達障害の一種です。
コミュニケーションが困難だったり、こだわりが強いなど「自閉症」「高機能自閉症」「アスペルガー症候群」の総称ですね。
ちなみに、ざっくりとした棲み分けはこんな感じです。
項目 | ASD(自閉スペクトラム症) | ||
自閉症 | 高機能自閉症 | アスペルガー症候群 | |
コミュニケーション | とても困難 | 困難 | 少し困難 |
言葉の遅れ | ある | ある | ない |
知的障害 | ある | ない | ない |
こだわり | ある | ある | ある |
アスペルガー症候群とは?
先ほど解説した通り、アスペルガー症候群はASDの一種です。
アスペルガー症候群の特徴としては、社会性・コミュニケーション・想像力・共感性・イメージすることの障がい、こだわりの強さ、感覚の過敏などが挙げられます。
これらの特徴から、周囲とのコミュニケーションが難しく、日常生活がパターン化しやすいですね。
また予期せぬことが起こった時にパニックになることも。
周りからは「変わり者」と思われても本人は無自覚。
避けられる理由がわからないままストレスを抱え、うつ、神経衰弱状態、強迫性障がいになる場合もあります。
とはいえ、アスペルガー症候群は知的障害はなく、優れた才能を発揮することもあります。
HSS型HSPとアスペルガー症候群の違いと共通点
先ほどHSS型HSPとASD・アスペルガー症候群について、概要を解説しました。
では次にHSS型HSPとアスペルガー症候群の違いと共通点を見ていきましょう。
ご自身や周囲の人がどちらなのか、見分ける指標になりますよ。
HSS型HSPとアスペルガー症候群の違い
HSS型HSPとアスペルガー症候群の違いは、大きく分けて下記3点です。
両者の違い
- コミュニケーション
- 共感性
- イメージ力
HSS型HSPはこのどれも特に問題がなく、
共感性や結果予測のイメージ力などは高いとも言えるでしょう。
アスペルガー症候群だと、これらが欠けてしまうことで周囲との交流に支障をきたします。
またイメージ力が欠如してしまうと、行動によって起きる結果予測が困難になるでしょう。
そのため、運転などで子供が飛び出すなどの想像が出来ずに事故になることも。
リスクマネジメントの面においても厳しいところがありますね。
HSS型HSPとアスペルガー症候群の共通点
HSS型HSPとアスペルガー症候群の共通点は下記2点です。
両者の共通点
- こだわりの強さ
- 感覚の過敏
こだわりの強さ、つまり完璧主義にHSS型HSPもアスペルガー症候群も陥りがち。
これは1つの分野を極めたい場合は、良い方向に働くこともあるでしょう。
しかし、今の時代は多分野での挑戦回数を増やすことで、それぞれの経験を掛け合わせる。
いわゆるスティーブ・ジョブズの『コネクティング・ドット』が求められます。
完璧主義は克服した方が、成功する可能性は高いですね。
»参考:HSS型HSPこそ完璧主義を克服すべき3つの理由【世界が変わる】
また感覚の過敏もHSS型HSPとアスペルガー症候群の特徴です。
感覚が過敏であると、日常生活でも疲労やイライラにつながったりします。
音や光などは耳栓やサングラスで予防。
といったように物理的に対処しましょう。
アスペルガー症候群の困りごとへの対処法
それではアスペルガー症候群の困りごとへの対処法を解説します。
HSS型HSPについては、当メディアで多数の記事を投稿中。
なので、ほとんどの問題は読めば解決するでしょう。
是非、ご自身のお悩み解決できる記事はないか見てみてくださいね。
»HSS型HSPの記事一覧を見る
では、今回紹介する困りごとはこちら。
①:抽象的な指示が分からない
「いい感じにお願い」などの抽象的な指示を出されると、
アスペルガー症候群ではどのようにすれば良いのか分かりません。
そのため、仕事などでは予想外の方向に進めてしまうことがあるでしょう。
なるべく具体的に指示してもらうようにしましょう。
また、過去の例を出してもらえると参考になりますよね。
どちらも相手がしてくれないのであれば、どのようにするか方針を伝えて合っているのか確認。
違っていたら、相手が指摘してくれるので、ミスに気づけますよ。
②:柔軟に対応できない
アスペルガー症候群だと、予期せぬ事態に対応するのが苦手です。
パニックに陥ることもあるでしょう。
もう何をしたらいいのか分からなくなったら、誰かに相談しましょう。
緊急事態を放置しておくと、どんどん傷が広がります。
事前に誰か相談できる人をリストアップしておくと良いですね。
③:音・匂い・光・肌ざわりが気になる
音・匂いなど外部刺激に敏感な人は、生活する上でもかなりストレスが溜まりやすいでしょう。
着る服の肌触りなんかも気になって、集中できなくなることもあります。
外部刺激は、ほとんどアイテムで対処できます。
音がうるさいなら、耳栓やノイズキャンセリングのイヤホン。
匂いも自身が落ち着く香水を使って、マスクするなど工夫で解決します。
とはいえ、どうしても職場のルール上無理なら上司に相談しましょう。
④:人間関係に苦労する
アスペルガー症候群の方は人間関係に苦労しがち。
自分が空気が読めていないことに無自覚な場合は、人も避けるかもしれません。
コミュニケーションが苦手なのであれば、
相手から「変わってるけど、使える人」という認識を持たせましょう。
具体的には仕事で成果を出すことです。
成果さえ出せれば、人は自然と必要としてくれます。
もし自分に合ってない仕事なら、転職するのも手ですね。
⑤:こだわりが強すぎる
こだわりが強すぎると、仕事の効率が落ちてしまいます。
また中には、物事に集中しすぎてしまい、気づくと時間が経って疲れ切ってしまうという人もいます。
これはアスペルガー症候群もHSS型HSPも一緒ですね。
こういった場合は、時間で区切るようにしましょう。
朝に今日やるべきことをリストアップし、時間設定をします。
もし、時間に間にあわなければそこで止めるくらいの気持ちでOKです。
まとめ:HSS型HSPもアスペルガー症候群にも厳しい世の中
今回の記事をまとめるとこんな感じです。
- HSS型HSPとADHDは共通部分あり
- しかし、違いもあるため見分けられる
- HSS型HSPもアスペルガー症候群も対処法あり
HSS型HSPもアスペルガー症候群も普通ではないです。
そのため、生きづらい世の中であることは間違いないでしょう。
ですが、それぞれ個性として強みを活かすことができます。
その強みを活かして、より人生を豊かにしましょう。
弱みを無くすのではなく、強みを活かす。
そうすれば、あなたにしか出来ないことがきっと見つかりますよ。
それでは、今回の内容はここまでです。
それぞれ持ってる力を使って、楽しんでいきましょう!
»参考:【人生攻略】HSS型HSPの活かし方を3つ紹介|私は効果を実感しました
【人生攻略】HSS型HSPの活かし方を3つ紹介|私は効果を実感しました
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